SYVP で学んだこと

「したい」の波及

細見あいり(4期生)

私たち4期生はそれぞれ大切にしているものがバラバラでした。サークルであったり、バイトであったり、外部の活動であったり。それは私も例外ではありませんでした。しかし、そんな私たちが今こうして一つの"チーム"になれているのは、活動をしていく中でそれぞれがSYVPで「これがしたい」や「これを吸収したい」、そういった「したい」を見つけることができたからだと思います。その気持ちの大きさは全員一緒ではありませんし、一緒である必要はありません。それでも今いるメンバーはみんな、SYVPに「したい」があります。そんなそれぞれの「したい」でできているのが、SYVPの活動です。
もちろん、初めから全員がこの「したい」を持っていたわけではありません。人の思いは伝染するもので、誰かの「したい」という思いが響き、徐々に徐々に広がって、今では全員に波及しました。これは私たちが行なっている活動でも全く同じで、思いが思いをつなぎ、広がり、さらに大きな輪になる。これが私たちの活動の基本です。こうやって広がり続けることで、社会全体が一つの"チーム"になっていく。ここが私たちSYVPが目指すGOAL、「意思表示が当たり前の社会」です。
今年は、京都府の皆さんをはじめとする多くの方々と「したい」を共有することができました。来年以降さらなる「したい」の波及を求めて、SYVPが前進し続けていくことを願っています。

組織の一員として主体的に動く

阿部真以(4期生)

私はこの一年間を通して組織の一員として主体的に動くことの大切さを学んだ。
第1に組織としての個人の在り方である。組織にはリーダーのようなまとめ役の人だけではなく、自分の意見を言うことができる人、協調性がある人、技術をもって活躍する人などさまざまな多様性が必要である。私は組織に属した経験が少なく自分の組織での在り方を把握できていなかったが、SYVPに属し仲間と共に活動することで自分らしさを活かした立ち位置を思考することができた。
第2に主体性の大切さについてだ。先生からの教えを受け身で学ぶよりも自分で主体的に考えた事に対してフィードバックをいただくことで思考力の向上と圧倒的な効率の良さを実感した。直接フィードバックをいただくことで、自分に足りていない部分を指摘され、より深く学ぶことができるからである。SYVPはただ学ぶ場ではなく自分達で考え、作り生み出していくものだと考える。
以上の二つを社会で働く前に学べたことは自分にとっての強みであるといえる。SYVPで学んだことをこれからの人生で活かし、さらにさまざまな事を積極的にチャレンジしていきたい。

理論構築の重要性

久保田将(4期生)

私はSYVPを通じて、「理論構築の重要性」を学びました。通常、学内の活動だけでは、実践的に学びを生かすことができる場がなく、理論を学んだとしても、それを生かす機会がありません。実践的に生かす経験がなければ、理論は自らの身に生かすことがなく、記憶として残るだけだと思います。しかし、SYVPの活動では、理論構築からフィールドワークを通じて、学びを実践形式で生かすことができました。

私はSYVPの組織の中で、R&Dリーダーとして、プログラミングやデザイン設計に取り組んできました。SYVPの活動では、普段の活動だけでは意識しない、デザイン設計の理論や、「アプリケーションのターゲットとして、誰を選定するのか?」を理論構築から行うことができ、研究においてはもちろん必要な、統計の知識も身につけることができました。SYVPの活動は理論→実践→フィードバックの形式で行われるので、知識を身につけるだけでなく、それを生かす場があり、最後にはフィードバックを行なって、全体の評価をすることができます。「理論構築の重要性」を常に意識しながら活動に取り組むことができました。

また、SYVPでは学生だけでなく、NPO団体の方や、京都府の方など学外の団体とも活動を行います。したがって、大きな責任が求められ、自分たちが行う活動に、客観性がなくては活動として認められません。一から理論構築を行い、大きな組織として活動することで、行動に責任感が生まれ、より大きなことを成し遂げることができました。学生が主体となって活動することで、組織の中に責任感が生まれ、活動を通じて、組織運営を学ぶことができます。組織として動くことの難しさを学ぶことで、社会に出た時にも自ら主体的に動くことのできる人間に成長することができます。

SYVPを通じて、「理論構築」のお作法を学び、組織に求められる協調性を学ぶことができました。やがて私たちは大学を卒業し、社会人として活動を開始しますが、SYVPで学んだことを生かして、社会を引っ張るリーダーとして責務を全うしていきたいと思います。この学びに感謝したい。

ソーシャルマーケティングの社会的意義と必要性

里深圭佑(4期生)

SYVPの一員として一年間活動し、ソーシャルマーケティングには事前の入念な計画と多くの人の協力が必要なことが分かりました。

実際に活動に参加すると、ただ一つの介入調査を行うにも、そのモデルの構築にはさまざまな資料を調べ、何度も修正を行い、結果として、多くの時間を費やさなければなりませんでした。そして、介入調査の規模が大きくなればなるほど、多くの人の協力なしには実施出来ないということも分かりました。こうした膨大な労力を必要としましたが、何かしらの「人を動かすことができた、社会に貢献することができた」という実感が得られた時、初めてこうした活動の社会的意義や必要性を本当の意味で学び理解することが出来たと感じました。

これからの人生で、特に社会人になると、多くの困難な課題に直面すると思います。しかし、SYVPの活動で学んだことを生かし、目の前の課題に取り組んでいきたいと思います。そして、将来的には、社会に貢献できる人材へと成長したいと思います。

考え抜く力

金健一(4期生)

今回SYVPを通して学んだことは「考え抜く力」です。活動全般を通して痛感したことは、すべての活動に「答えがない」ことです。以前までは、TVでのクイズ番組や学校のテストなど答えのある問いばかりに回答してきました。答えのないSYVPの活動は終始不安が付きまとい、挫折も何度も味わいました。しかしそこで立ち止まることもありましたが、自分なりに考え続けた結果、次の困難な課題に対しても諦めることなく、「考える」行為が習慣化していきました。その結果、できないと思っていたことが考え続け、答えを探し続けることによってできるようになり喜びへと変わっていくことを実感出来ました。また考える時に重要な要素となってくる根拠は、自身の主張をより後押しし、確かなものである実感を与えてくれました。ソーシャルマーケティングにおいてもエビデンスベース、つまり理論に基づいた根拠でなければそれは単なる意見となり、また組織としてチームの納得を得るための主張はエビデンスベースでなければ、論理的に考えられておらず受け入れ難いものとなってしまうことも学ぶことができました。これらの学びはこれからの社会生活の大きな財産となることを予感しています。

“伝わり動かす”想いの中にあるもの

藤本実佑(4期生)

想いは人を動かす。私は、SYVPでの活動を通して、先生やSYVPのメンバー、さらに関わった多くの方たちのさまざまな想いと接してきました。そしてその想いが伝播し、周りの人たちの行動が変わる瞬間を目の当たりにしました。人を動かす想いの中には何があるのか。それは紛れもなく、「根拠」と「熱意」でした。根拠は、時には「だから頑張ろう」と自分を鼓舞するものとなり、時には自分の想いを相手により明確に伝える手助けをするものとなると考えます。根拠を伝えることはまた、信頼の獲得にもつながります。しかし、ただ理路整然と根拠を並べるだけでは、人を動かすことまではできないと思います。熱意は、その「人を動かす」という大きな壁を越える手助けとなるものだと思います。SYVPでは、何事にも根拠と熱意を持って活動してきました。明確な根拠と、「成し遂げたい」という熱意を持って行動したからこそ、伝えたい想いがしっかりと伝わり、結果として人を動かすことができたのだと思います。

私は、SYVPでの活動の1つである園児プロジェクトを進める中で、「想いをカタチにする」ということについて何度も考えてきました。園児に想いをカタチにする嬉しさを知ってもらうにはどうすればよいかたくさん考えました。その想いがカタチとなったのが、まさにMUSUBU2018でした。想いをカタチにすることの嬉しさを私自身も肌で感じることができました。挑戦する土台を作ってくださった瓜生原先生、根拠と熱意を持って依頼した際に「素敵な企画ですね」と快く受け入れてくださった幼稚園の先生方、私が目指したあたたかい空間作りにたくさん力を貸してくれたSYVPの仲間たち、想いを込めた招待状を手に、笑顔で絵画展を楽しんでくれた園児たちとその保護者の方々。私の想いを受け取ってくださった多くの人との出会いと関わりの中で数え切れないほどの学びがありました。SYVPでの学びを忘れず、今後も「根拠」と「熱意」を持って、物事に取り組んでいきたいと思います。

人を動かす難しさと楽しさ

苦瓜美穂(4期生)

私は、SYVPの一年間の活動を通して人を動かす難しさと楽しさを学びました。

小学生対象プログラムを企画していく中で、「意見を発信」し、「人を動かす」経験を沢山してきました。小学生に死について考えてもらうことを通して感謝の気持ちを伝える大切さを実感してほしいという信念のもと、ここまで取り組んできました。

活動が始まった4月当初では、小学校にWSをしに行き、そこで出会った小学生をMUSUBUに招待する計画でした。しかしそう簡単にはいきませんでした。WSの受け入れを多くの小学校にお願いしましたが、カリキュラムが詰まっている、「死」の話題は非常にデリケートであり保護者からクレームが入る可能性があるなどの理由で断られたり、話も聞いてもらえず門前払いを受けたりして全ての小学校に断られました。このとき、人を動かす難しさを痛感し、とても悔しい思いをしました。

MUSUBUでのキッズティーパーティーの準備を進めていく中では、企画をただ思いつきで考えるのではなく、ソーシャルマーケティングの手法を用いて一つ一つの過程にしっかりと根拠を持たせることが「人を動かす」ことに繋がることを学びました。

「死」についてなるべく深刻になりすぎず、複雑な家庭の子供でも傷つくことなく楽しめるような内容を企画し、自作したチラシを生活習慣病予防シンポジウムやスカイフェスにて、参加者一人一人に企画の説明をしながら配りました。

MUSUBU当日まで誰が何人来るか分からず不安な日々を過ごしましたが、当日は沢山の人がチラシを手に足を運んで下さりました。涙が出るほど嬉しく、人を動かす楽しさを感じられました。

ここまでやってこられたのは決して私だけの力ではありません。瓜生原先生をはじめ、京都府の方々、ゼミ生に支えられてきたからこそ今の自分があると強く思います。

感謝の思いを伝えることの大切さを子供たちに実感してもらうことを目的に活動してきましたが、私自身が周りに感謝の気持ちを持つきっかけにもつながりました。

組織の持つ無限の可能性

大西崚介(4期生)

私はSYVPでの1年間の活動を通して、組織には無限の可能性があるということを学んだ。例えばSYVPのメンバーは多様性に富んでおり、それぞれが持つ個性は私に多くの可能性を与えてくれた。個性とは、例えばメンバー同士の話し合いの中で顕著になる価値観の違いや、それぞれが様々な経歴から身に付けたスキルである。それらはどれも私に無いものばかりで、憧れと「追いつきたい」という気持ちは原動力となり、私自身の成長に繋がった。また、MUSUBU2018のリーダーとしてSYVPメンバーに接していく中で、各メンバーに合ったアプローチ方法がモチベーションを高めること、そして人という資源こそが組織を円滑に動かすエネルギーとなり、組織の可能性を大きく広げられることも学んだ。MUSUBU2018が今までにない規模で実現できたのも、SYVPに”人”という資源があったからではないだろうか。そしてこれらの学びはすべて、自分の殻を破り、「MUSUBU2018リーダーになる」という挑戦を決断したことがきっかけだった。挑戦には不安も伴う。しかし、だからこそ挑戦することは楽しいのである。支えてくれる先生や仲間がいれば、ほんの一歩踏み出すことでその不安は楽しさに変わる。無限の可能性を秘めたSYVPという組織が、これからも多くのメンバーの挑戦を後押しし、人の力によって成長し続けることを願うばかりである。

振り返りの価値

大迫夕莉(4期生)

SYVPで、今後の人生で糧となることを学んだ。振り返るということである。

振り返るということは多くの人にとっては当たり前のことかもしれない。しかし、思い立ったらすぐ行動し、そこで満足していた私にとっては非常に重要な発見だったのである。

個人のプロジェクトにおいて、振り返ることで乗り越えられた壁がいくつもあった。例えば集客であれば、同じ訪問を繰り返し、協力を受けるどころか怒られたことがあったが、そこで、なぜ集客できないのか、行動と当時の状況を振り返った。結果、自分勝手な依頼をし続けていたことに気づき、改めたことで集客を成功させることができた。振り返りは、良かった点、悪かった点、ひとつひとつの行動を評価でき、次のステップへの肥やしになるのだ。

このように振り返る必要性は、組織においても当てはまることではないか。組織の今後の意思決定において、過去を振り返らなければ、成長どころか、何度も同じ間違いをしてしまうであろう。

今、ここに記すのに自分の過去を振り返っているわけであるが、この“行為”は私が最も苦手としていたことであった。復習の価値を軽視していたわけではないが、昔から、飽き性だと理由付けては新しいことにばかり目を向け、復習を敬遠してきたのであった。

なぜ私がこの重要性に気づいたかというと、きっかけがある。ゼミで企画したイベントの経費を伺った際のことである。そこで自己の無意識下で多くの費用がかかっていることを知り、内省したと同時に、その企画の背景には、たくさんの人の協力があったことに、気が付いたのである。振り返ることで、その時見えなかった思いやりや協力に気づき、感謝することができたのだ。要するに、振り返ることは主体(自分・組織)の成長だけでなく、周りの人への感謝にも必要だ、と理解したのである。

こうして振り返った時、SYVPでは挑戦の機会と同じくらい、たくさん振り返る機会をいただけていたことに気づく。Facebook投稿や授業内発表、学会の機会など。SYVPのメンバー全員が、一年前から驚くほど成長していると感じるのは、挑戦だけでなく、振り返りも真剣に取り組んだからではないかと考える。個の成長だけでなく、組織も一年前より大きく成長した。SYVPで学んだ「振り返り」の重要性を忘れず、周りの人に感謝し、成長していきたいと思う。

人の行動を変えるという行動の価値

竹内諒典(4期生)

私がSYVPにおいて学んだことは、「人の行動を変えるという行動の価値」です。それはSYVPを通して、私自身の行動が変わったことが関係しています。私は、幼少期から人を信頼することが難しく、自分一人で全ての活動をしていました。そのため、SYVPに所属した当初も、先生を初めとした仲間を信頼できず、MY STORY FESを初めとするSYVPの活動に暗中模索していました。

しかし、活動の中で、独りでは何もできないということに気づかされました。私たちのテーマとしている「臓器提供の意思表示」は、私が独りで行動しても、本当の意味で社会を変えることはできないのだと。そこから私は、自分独りで行動したいという意識から、この目標を、今の課題を達成するためにどうすればいいかを考え、そのために動くことができるようになったと感じます。その気づきを与えてくれたのは、私に関わり続けてくれた仲間の存在に他ありません。

人の意識や行動を変えるのは困難です。実際に、私という個人の意識を変えるのに約1年の時間を要しました。SYVPが挑戦しているのは、数え切れないほどの人間の行動を変えるということです。しかし、その困難さの反面に大きな価値あることだと言えると思います。実際、私にとってこのSYVPで費やした時間は、何者にも変えがたい時間であり、価値になっています。私はこの経験を生かし、人の行動を望ましい方向に変化させられるような人間であり続けたいです。

論理ではなく感情を動かすマネージメント

大西陸(4期生)

私は大学3年次に商学部に転学部してきて、本ゼミに参加させて頂き、多くのイベントに関わらせてもらったり、様々な理論を学んだりしてきました。その中で、論理的思考の重要さを実感しました。相手からの共感を得るときや自分の考えを伝え、行動してもらうためには、言動を一致させるだけでなく、なぜその行動、活動を行わなければいけないか、相手に「なるほど!」と納得してもらうために論理的思考は必要不可欠です。しかし、本ゼミでイベントごとに感じたのは論理だけではなく「現状を本気で変えたい」「どうにかしたい」という強い気持ちです。強い気持ちを持ち続けることができたからこそ、周囲の人の心を動かし、巻き込むことができ、今までにない規模のイベントの成功に繋がったのだと考えています。また、自分から伝えたメンバーは周りを変えただけでなく、自分自身も変えることにも成功していたように思います。

強い気持ちというのは、今まで知らなかったり、興味のなかった人をも変えてしまう力を持っていると考えます。強い気持ちを持って諦めず伝え続けることによって、社会をより良い方向に変えて行きたいです。

意思(おもい)のリレー

松浦巧真(4期生)

 「人の心は移ろいやすいが、人の心ほどまた強固なものはない」これは京セラ株式会社の創立者である稲盛和夫名誉会長の言葉です。SYVP活動当初は、私自身この活動に当事者意識を持つことができませんでした。「片手間で怒られない程度にこなしていればいい」本気でそう考えていました。

 しかし、本気で「日本の移植医療の現状を打破したい」という瓜生原先生の想いが、知らず知らず私やメンバーを動かし、多くのことを成し遂げてきました。その中で医療関係者や患者の方々に触れ合っていき、感謝の言葉をいただくと、「もっとやろう」という気持ちになりました。それに伴って、今までにない数多くの試みを今年度も続けられたと思います。

「本気でやりたい」「何としても達成する」という先生の熱意が、私も含めた今年度のメンバーの心を動かしたと思いますし、それによる我々の行動がさらに関係者の方々を動かしていく「意思(おもい)のリレー」を実感することができました。

私はSYVPの活動で「確かな熱意に裏打ちされた主体的な行動が周囲の人々を動かす」ことを学びました。

想いを行動に変えること

上野夏生(4期生)

 私がSYVPでの活動を通して学んだことは、「想いを行動に変えること」の大切さです。「より良い社会をつくる貢献をしたい」「困っている人を助けたい」といった私たち人間がもつやさしい想いは、胸に秘めているだけでは社会は何も変わりません。その想いを行動に変えてはじめて、その熱意は人を動かし、社会をより良い方向へと動かしてゆくのです。SYVPでは、理論を学ぶだけではなく、それを実践に変え積極的に社会に関わってきました。社会に関わることは勇気が必要ですし、人の意識や行動を変えることは一筋縄ではいかないことが多かったですが、新たに支援してくださる人や共に活動する仲間と出会うことができたこと、そして新たな気づきや発見を得ることができたことは全て、行動に変えてきたからであるということを、SYVPで活動し私は気づくことができました。社会には、多様な社会課題が存在し、そのしわよせを被っている人が多くいます。それらの課題に向き合い「誰かのために自分ができること」に勇気をもって挑戦すること、そして他者の挑戦には、自分の力を出し惜しみすることなく支えてあげることが、なにより大切だと私は考えます。誰かを想うやさしい気持ちがつながるより良い社会が実現するよう、これからも自分ができることから挑戦を続けてゆきます。

みんながいて自分がいた

渡辺夏乃華(4期生)

この一年間、とにかく怒涛の日々であった。向き合わなければならない課題に常にぶつかっていた。部活では身体をフルに使い、SYVPでは頭が回らなくなるまで考え抜いた。これが私の大学3回生のすべてである。私はSYVPを通して多くの方と出会うことで私たちの活動することの意義について理解することができた。それは「SYVPだからこそできること」というのが答えであった。私たち学生にしかできないこと、学生だからこそできること、やるべきこと。私たちのやってきたことにはすべて意味があり、社会に価値のあることであったと成し遂げて初めて気づいた。

SYVPで活動していく中で、多くの困難に誰もが直面したが、私たちは全員で乗り越えてきた。同期の喜んでいる顔、もがいている顔、輝いている顔、すべての顔を知っている。だからこそ、みんなを裏切れないし信頼がなによりも厚い。自分だけでは1にも満たないようなことも、みんながいて10にも100にもさせてくれた。SYVPで得たものは同志であると誇りをもって言える。

絆と自信

劉 韶娟(4期生)

約1年間にわたって行ってきた研究をMUSUBU2018という形として成功させることができた充実した1年でした。2018年の春学期には自分がSYVPという組織でできることは何だろうとすごく迷ったこともありました。しかし、瓜生原先生との面談や4期生と話し合う中で自分もこの組織に必要な人であることがわかりました。そして、今でもなぜ瓜生原研究室を選択したか、なぜSYVPのメンバーになりたかったか、その理由を考えてみるとやはり胸が熱くなります。私は社会貢献をしたいという大きな理由よりも自分ができることから社会に還元したい、自分が起こした小さな行動が何かで社会に役立ったらいいなという気持ちでこのSYVPに入りたいと思いました。4期の皆んなは語ってみるとそれぞれSYVPへの思いがあり、それを聞いていつも刺激を受けることが出来ました。個性が強いSYVPの4期生でありますが、だからこそ年代別プロジェクトやクラウドファンディングのようなチャレンジもできたと思っています。このようなメンバーに囲まれることで社会に出る前にコミュニケーションをとる方法や仕事の進み方などを学ぶことが出来ました。また、組織としてではなく、一人で自分の研究テーマを持ち、精一杯考えて研究発表会の準備をしたことも忘れられません。最初は一人でどうすればいいだろうと心配ばかりしていましたが、どんどん考える力を身につけ、最後まで頑張れたと思います。2年生の時はチームとして、3年生は組織として、色々体験できて充実した1年半だと思います。2月の研究発表会が終わると卒業論文で個人としてタスクを行うことが多くなると思いますが、それもまた一つの学びとして楽しみたいと思います。

社会や周囲からの認められ方

松野貴典(4期生)

私がSYVPを通して学んだことは「社会や周囲からの認められ方」です。これまでの常識や先例に従わず、しかし本質的かつ大きな影響を及ぼしうる言動は、時に異端として見なされ、排除されます。人間は無意識の秩序に従って自己正当化をしてしまうものなのでこれは仕方ないことですが、往々にしてその本質的かつ大きな影響を及ぼしうる言動には社会を良い方向に変革しうる大きな価値があります。この大きな価値を、排除されない形でいかにインパクトを持たせながら自然に浸透させるかが重要になります。浸透した先には、社会の変革や人々の行動変容があります。SYVPでは、個人としても利害関係者を巻き込みながら大きな価値を浸透させる機会を提供してもらい、またチームとして対社会に実装する場を生み出すことができました。これは私にとってとても貴重な経験となり、ひとつの大きな財産です。

想いを伝えるコミュニケーション

波多野光(4期生)

コミュニケーションとは、「社会生活を営む人間が、言語・文字・身振りなどを媒介として互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと」。これは私たち人間が人と関わりあい、ともに生きていくために必要不可欠な行動です。私は生まれてからこれまで、この1年間ほど「コミュニケーション」という行動を意識したことはありません。それほどに、たくさんの人と関わりあい、言葉を交わし、気持ちを交わした1年でした。特に、普通の大学生活を送っていては関わることのなかったであろう京都府の方々、京腎協の方々など様々な団体の社会人の方々とのコミュニケーションは、非常に大きな学びとなりました。SYVPメンバーの一員として社会と関わるときには、大きな責任も伴います。その責任感は想いに宿り、言動に宿り、私と各団体の方々とのコミュニケーションを円滑にするために重要な要素となりました。また、この1年間たくさんの想いを共有したSYVPメンバーとのコミュニケーションも、ひとつひとつが大切な思い出、学びとして記憶に残っています。活動を始めた4月、いったいメンバーのうち何人が同じ目標を持ち、同じ方向を向くことができていたでしょうか。きっと、あの時はみんなバラバラの方向を向いていたはずです。そんなバラバラだったメンバーがなぜ、半年後の10月には一丸となって"MUSUBU2018"をやり遂げることができたのか。そこには、それぞれの強い想いの込もったコミュニケーションがあったと思います。ただの意思伝達ではない、「想いを伝える」ために生み出されたコミュニケーションが、私たちの活動の根底にはあったのです。SYVPで学んだこの能力を、よりよい社会の実現に役立てることが、私の次の目標です。

チーム力の大切さ

大岩蒼汰(4期生)

 私はこの1年間SYVPの一員として活動してきた中で、学んだことは数え切れないほどあり、組織としても自分自身としても常に成長し続けることができたと言える時間になったと心から思っています。多くの学んだことの中で特に一つ挙げるとするならば、それは「チーム力の大切さ」です。

SYVPを終えた今でも「個」の力はもちろん大事だと思っています。しかしこの1年間SYVPのメンバーたちとMy Story FesやGreen Pride Fesなど社会に対して価値を生み出すという大きなことに挑戦する中で、個の能力だけでは到底成し遂げられないようなことであってもそれぞれの個の力を掛け合わせたチームの力をもってすれば達成できるということを強く実感しました。ゲシュタルトの言葉を借りるとするならば、私が感じたのは「全体は部分の総和ではない」ということです。それぞれのメンバーの個性をどう掛け合わせていくか、これによって発揮される力や得られる結果が大きく違ってくることがチームとして活動することに関しての難しさであり、面白さであると感じました。個々の能力に富んだ多様性のあるメンバーで構成されたSYVPだからこそ、その個人の能力を「チーム力」に生かす大切さを学ぶことができました。

 SYVPとして活動したこの1年間は今までの人生、そしてこれからの人生の中でも自分にとってかけがえのない濃密な時間であると胸を張って言えます。これからも私は「個の力」を高めながらも、所属するチームに貢献すべく「チーム力」の大切さを意識していきたいと思います。

やってみる!の重要さ

門口幹(4期生)

私はこの一年間を通して実際にやってみることの大切さを学びました。大学生活の中でSYVP活動(ゼミ活動)=インプットだと考えており、知識や理論を学ぶことがメインで、アウトプットつまり実践は会社や組織に属するようになってからすることだと思っていました。しかし、研究活動を通して、みんなが理論を立てた後に実際に実践することで成長し頼もしくなっていく姿を目の当たりにしました。この経験は今までの自分の考え方を大きく変える出来事であったと同時に、知識・理論といったインプットは実践することで初めて自分の血肉になることを痛感しました。実際にやってみることは想像以上に難しく、何度も挫折しそうになりました。ですが、SYVPメンバーみんなに支えられたことによって続けることができました。実践とは苦しいことだけでなく、諦めない気持ちや継続力と共にインプットしたものをどうカタチにするのかといった実現力を成長させてくれました。この1年間の活動を通して学んだ実際にやってみる!というマインドを忘れずに、インプット→アウトプットのサイクルを心掛けて活動していきたいです。

和衷協同

西辻実加(4期生)

私がSYVPで学んだことは、地道な努力と仲間の大切さです。

幼いころから何事もこつこつと地道に続けていくということを徹底してきたのですが、先が見えないことの不安、本当に自分のやっていることに意味があるのか、時々どうしようもない焦燥感に駆られる時があります。社会への貢献として具体的にどうすればいいのか、この瓜生原研究室に所属して初めて考えるようになりましたし、まさにSYVPでの活動は未知のものばかりで、自分たちで模索していくほかありませんでした。自分たちが考えていた着地点に落ち着かないことなんてほとんどでしたし、わからない、未知であるということがとても怖かったこともあります。そういう時、私はよく志を同じくするSYVPの仲間に支えられてきました。一緒に答えを探して、一緒に悩み、一緒に壁にぶつかって、乗り越えてきました。私一人ではきっと乗り越えられなかったと思います。SYVPという組織で、みんなとともに活動できたことをとても嬉しく、また誇りに思います。そして、移植医療の抱える社会問題に1年を通して目を向けてきて、そこで学んできたことはきっと、ほかの社会問題にも活かせるものがあると確信しています。

これからも大変なことや辛いと思うことはあると思います。その度にこのSYVPで過ごしたかけがえのない1年間を思い出し、SYVPで培った志を胸に、一つ一つこつこつと乗り越えていきたいと思います。

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