有志竟成



昨日、第3期生を、ゼミの皆で感謝の気持ちで送り出しました。 19歳で出会ったゼミ生たちが、大きく成長して巣立っていく卒業式の日は、感慨深い1日でした。。

3期生は社会課題の解決にひたむきだったと思います。 2年生ではLGBTの課題などを問題意識として研究し、3年生のSYVP活動では、自治体と協働し、京都府民全体に臓器提供意思表示の意義を伝えることに尽力しました。 4年生の卒業研究では、障がい者雇用、環境に関連した傘の廃棄量増加、ショッピングバッグの取り扱い、アニメ著作権侵害、介護予防、農業を希望する若者の減少、複雑化する若者のアイデンティテなど、多様な社会課題の解決の糸口を探ろうと真摯に研究に向き合いました。

「リスペクト」を一番大切にしてほしいと後輩に力強く語った3期生ゼミリーダー橋本くん、 いつも笑顔で元気づけてくれた3期生のみんな、 卒業生のために4時間以上前から教室で準備してくれた4期生・5期生、 1期生の時からずっとゼミを愛して見守ってくれた英子ちゃん、 ありがとう・・・という言葉しか見当たりません。 みなが「誇り」そのものです。

毎年、卒業生にどんな言葉を贈ろうかと悩みます。 今年は、2018年ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑先生が座右の銘とされている『有志竟成』にしました。 「志を曲げることなく固い信念を以て事に当れば必ず成し遂げられる」という意味です。 社会には困難なことが多く存在しますが、それを回避したり、先送りしても課題は解決しません。 このゼミで培った精神を忘れず、自身がおかれた状況において、志と覚悟をもって歩んでほしいという気持ちをこめました。

また、本庶先生が出演されたテレビで知った『研究における6つのC』も紹介しました。 「研究で大切なことは、Curiosity(好奇心)を忘れず、Courage(勇気)を持って困難な問題にChallenge(挑戦)し、必ずできるというConfidence(確信)を持ち、全精力をConcentrate(集中)して、諦めずにContinuation(継続)させること」。

これをテレビで観た時、Krumboltz教授がキャリアについて提唱されたPlanned Happenstance Theory(計画的偶発性理論)と同じだと思いました。 「未知の分野にも視野を広げて関心を持ち(好奇心)、失敗に屈せず努力し続け(持続性)、こだわりを捨て態度・行動を変え(柔軟性)、新しい機会は必ず実現する・可能になるとポジティブに考え(楽観性)、結果が不確実でもリスクを取って行動を起こす(冒険心)」 大学で研究にむきあってきた過程は、これからの人生に必ずや活かされると思います。 人生には無駄なことなど一つもありません。 aspiration を持ち、自分の価値に向き合い、今おかれている環境で精一杯取組み、偶然を必然にしてほしいなと思います(^ ^)


2019年3月22日

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