Research
社会課題の解決に資する利他的・長期的な研究を志しています。
一つ一つの事象に真摯に向き合い、先入観をもたず謙虚に探究する心を忘れずに歩んでまいります。
研究への想い
「海外にいかなくても移植を受けられる社会をつくってください」-1990年の初夏の神戸,ブリスベンで肝移植を受けた1歳男児のお父様の言葉,そしてギュッと握りしめられた手にこめられたお父様の思いを叶えたいとの思いが,私が研究者を志した原点でした。「必要な人が必要な時に臓器移植を受けられる社会」を構築したいとの強い思いは消えず,その実現に向けて,40歳で経営学の門戸を叩き,43歳で製薬企業を退職し、研究者に転向しました。
決して容易な道ではありませんでした。
ひとり一人が問題に向き合い,意思決定や意思表示行動を起こすことが,解決の第一歩であると信じています。
この行動変容を促すことを通して,長年日本が抱えてきた問題の解決につなげ,微力ながら社会に貢献したいのです。
一連の研究を生涯かけて行い,28年前の約束を果たし,少しでも多くの救える命を救いたい。そして、移植に限らず様々な問題で困っている人を、解決法を研究することによって救いたい。
―それが,私の研究に対する想いです。
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